ハムスターの飼育では、回し車はなくてはならないものですが、最近では静かなタイプが販売されており、夜でも気にならないほどです。他にも倒すのを防止する固定タイプや横置きなど、いろいろな商品がでています。
今回はそんなハムスターの回し車について、おすすめの商品や回し車に関連する疑問について詳しく紹介していきます。
ハムスターの回し車はなぜ必要?
野生のハムスターは長い距離を走り回って餌を探したり、広い縄張りをパトロールする生き物です。毎日かなりの運動量が必要であり、回し車をいれることで、ケージ内の飼育でも運動不足を防ぐことが出来ます。
また、ハムスターは夜行性で、回し車で運動をするのは夜の20時以降~朝の5時くらいがピークになります。夜はきちんと暗くして、きちんと運動できるようにしておきましょう。
ハムスターにおすすめの回し車
ハムスターはジャンガリアンハムスターやロボロフスキーハムスターなどのドワーフハムスターとゴールデンハムスターでは体の大きさが違うので、それぞれの大きさにあった回し車を選ぶ必要があります。
紹介する回し車の種類
- 静かな回し車
- 横置きの回し車
- 木製の回し車
静かな回し車
静かな回し車ではサイレントホイールが人気です。音が全くしないということはありませんが、「シャー」という静かな音で、夜でもストレスがたまりません。
3wayで置きタイプ、吸盤でガラスやプラスチックの側面に吸着、ケージの金網に固定などいろいろな設置方法が出来ます。回し車を倒すときは固定に切り替えましょう。
適しているサイズは体の大きさにもよりますが、ドワーフハムスターだと直径で15cm
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ゴールデンハムスターだと直径で21cmのものがおすすめです。
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横置きの回し車
横置きの回し車はハムスターが回し車を倒したり、動かしまうのを防止することが出来ます。
他にもトイレを覚えてくれないロボロフスキーハムスターは回し車で走りながらおしっこをすることがあるのですが、自分にかかるのを防止することが出来ます。
横幅が広いので、多頭飼いで同時に回し車を動かすことも出来ますよ。
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木製の回し車
木製の回し車はあまり使われることはありませんが、囓っても安全なので、ケージや回し車のかみ癖がある時に使用されます。
また、レイアウトをプラスチック製品ではなく、木製品でそろえると雰囲気がガラッと変わって楽しいです。
ドワーフハムスターはこちら
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ゴールデンハムスターはこちらのサイズが適しています。
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ハムスターの回し車のトラブル
ハムスターは回し車なしでも飼育できる?
ハムスターは回し車なしで飼育することはできません。
部屋1室を用意するのであればともかく、どれだけ広いケージを用意しても、ハムスターが必要な運動量をまかなうことは出来ないからです。
運動不足になると体の筋肉は弱り、短命になってしまいます。
回し車で走り中に飛ばされたけど大丈夫?
ハムスターが急に立ち止まって、回し車と一緒にグルグル回ることがありますが、三半規管が発達しているため、身体に支障はありません。
しかし、回し車から吹っ飛んだときに、なにかの障害物にぶつけて骨折する危険性はあります。これらの事故を防ぐためには、ハムスターの体にあった大きさの回し車を選ぶことが大切です。
ハムスターはどれだけ走るの?
ハムスターは1日で2時間~3時間ほど回し車を使いますが、夜行性で昼は休んでいることが多いので、一日中走ることはありません。
餌を探して走り回っているため、餌不足だと走る距離は伸びていきます。走りすぎかな?と感じたら、お気に入りの餌を探しているのか、餌不足が考えられますので、餌の量を見直してみましょう。
ハムスターが回し車を使わない原因
ハムスターは体調が悪くなると回し車を使わなかったり、乗らなくなります。原因は次の4つのどれかである可能性が高いです。飼育環境を見直してみてくださいね。
チェックポイント
- 気温が適切ではない。低い
- 昼夜のメリハリがない
- 回し車の大きさが適切ではない
- 病気にかかっている
ハムスターが回し車で寝る理由
ハムスターが回し車で寝ているときは、ケージ内の環境が安全で安心しきっている証拠です。
しかし、普段から巣箱で寝る習慣がない場合は、巣箱が安心できる環境ではないということになりますので、清潔に保てているか、適切な大きさか、ハムスターの臭いがついているかなど確認するようにしてください。
おすすめの巣箱や選び方についてはハムスターの巣箱で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
ハムスターの回し車についてまとめ
今回はハムスターにおすすめの回し車やトラブルについて紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
回し車は無くてはならないものですが、夜にうるさくて気になるという方も多くいたかとおもいます。しかし、最近の回し車は静かで夜もあまり気にならないほどです。
たまにハムスターが勢い余って吹っ飛ぶこともありますので、そのようなときは回し車のサイズを1段階大きくするなど検討してあげてください。
ハムスターに適している大きさの回し車を選んで、たくさん運動させてあげてくださいね。