自宅にハムスターを飼育し始めてから、どうもくしゃみが出るなと感じたら、ハムスターアレルギーの可能性があります。アレルギーはすでに体質として持っていたものから、ハムスターを飼育することで悪化していくものまでその過程は様々です。
今回はそんなハムスターのアレルギーの症状や原因、対策方法について紹介していきます。
ハムスターのアレルギーの症状
ハムスターにも犬や猫と同じように動物性のアレルギーが発症することがあります。すでにアレルギーを持っている方は、飼育をして1週間程度で症状が出てきますし、まだアレルギーになっていなくても半年ほどで動物アレルギーを発症することがあります。
※私は重度の花粉とハウスダスト、猫アレルギーでしたが、室内で犬を飼うようになってから、犬アレルギーを発症しました。ハムスターも床材の掃除中にアレルギーになっていることに気づきました。
症状は他のアレルギーと同じです。
チェックポイント
- くしゃみが止まらない
- 鼻水が垂れてくる
- ハムスターに触れた場所が赤くなったり、かゆみが出てくる
- 目が赤くなり、かゆくなる
- 重度になると息苦しくなる
めったにありませんが、噛まれた時にアナフィラキシーショックといって、失神したり、最悪の場合死亡することもあります。時間にすると噛まれてから30分以内に発症するので、アレルギーが多い人は噛まれた後は注意しておきましょう。
ハムスターのアレルギーの原因
ハムスターのアレルギーの原因は次の4つです。
チェックポイント
- ハムスターの毛
- ハムスターの皮膚のフケ
- ハムスターの唾液
- ハムスターの尿
特に多いのがハムスターの毛で、ハムスターを飼育していると部屋中にハムスターの毛が舞うようになります。そして、目や鼻に触れることでアレルギーの症状を発症します。
ハムスターとふれ合ったときには皮膚が赤くなったり、かゆくなったりしないか確認してみましょう。
ハムスターのアレルギーの検査
ホコリや動物性アレルギーにかかると、関連するアレルギーにもかかりやすく、どんどん広がっていきます。なので、ハムスターの飼育を始めてから、自宅でもアレルギーの症状が出てきたからといって、ハムスターのアレルギーであるとは限りません。
こればかりは検査をしてみないとわからないので、内科や循環器科などの病院でアレルギー検査をしにいきましょう。私はついでに全27項目の検査をして、1回の検査費は8000円程度、1週間で結果をもらうことが出来ました。
そのときは犬アレルギー?かと思っていましたが、軽度のアレルギーで実際にはハウスダストやヤケヒョウダニが主な原因とわかったので、部屋の掃除をすることで、解消されていきました。
ハムスターのアレルギー対策
ハムスターのアレルギー対策でおすすめなのは以下の方法です。
チェックポイント
- ハムスターのケージ掃除をこまめに行う
- 部屋の掃除をこまめに行う
- 床材をウッドチップから砂系に変更する
- ケージを水槽にする
- 空気洗浄機を設置する
アレルギー対策でもっとも考えないといけないのが、部屋に毛が舞うのを防ぐことです。
昼間は窓を開けて喚起をし、毎日ぞうきんがけをしてから掃除機をかけます。
ハムスターのケージを掃除するときはマスクをして、可能な限り掃除することで毛がたまるのを防ぎましょう。ハムスターのゲージの掃除方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
他にもケージを水槽にすることで、部屋に毛が舞うのを防ぐことが出来ます。
花粉症などのアレルギー対策の空気洗浄機も発売されているので、使ってみると良いですよ。
ハムスターのアレルギーについてまとめ
ハムスターは体が小さくて毛量が多くはないので、重度なアレルギーにはなりにくく、症状に気づくのは遅くなりがちです。
ハムスターを飼育し始めてから、アレルギーになったからといって、すぐにハムスターと距離をとったりせずにきちんと病院に検査に行ってください。
ハムスターアレルギーとわかっても掃除をしっかりすることで、症状を和らげることが出来ますので、飼育を諦める必要はありませんよ。
-
ハムスターの種類|大きさや飼いやすさ、値段は?