タイワンドジョウ(雷魚)とは?生態と特徴、飼育方法を紹介!カムルチーとの違いは?

タイワンドジョウは雷魚として知られている淡水魚で、釣りだけではなくペットとしても人気がある生き物です。餌への貪欲さや水槽内を泳ぎ回る姿はとてもかっこいいですよ。

今回はそんなタイワンドジョウの生態や特徴、カムルチーとの違い、混泳相性、おすすめの餌など飼育方法について紹介していきます。

タイワンドジョウ(雷魚)の生態と特徴

タイワンドジョウの飼育

タイワンドジョウはスズキ目タイワンドジョウ科に分類される淡水魚です。

もともとは中国やベトナム、フィリピン、台湾などの東南アジアに生息していましたが、日本に輸入されている食用のドジョウに紛れて、日本の環境に帰化しました。体が丈夫で低水温に強く、日本の冬でも越冬することが出来ます。

沖縄の石垣島や関西地方の池や沼地など水の流れが穏やかで、水草などの隠れ家が多い環境に生息しています。

肉食性で食欲旺盛なので、口に入りそうな生物ならなんでも食べようとします。主食はザリガニなどの甲殻類から小魚になります。

その体の大きさと引きの強さ、獰猛さから釣りの対象として人気があります。

外来種ですが、規制対象になる特定外来生物ではなく、要注意外来生物なので、自宅で飼育することができます。

体の大きさ

タイワンドジョウは最大で60cmの大きさになります。飼育下だと40cm程度で止まることが多いです。

最終的な体の大きさは、稚魚のころにどれだけたくさんの餌を食べられたかによってきまってきます。大きくしたいときは水温を28度と少し高めにして、酸素量を増やして新陳代謝を活性化していきましょう。

寿命

タイワンドジョウの寿命は平均して10年です。飼育下では運動不足による肥満で短命になることが多いです。

タイワンドジョウとカムルチーの違いと見分け方

日本ではタイワンドジョウとカムルチーを通称で雷魚(ライギョ)と呼ばれています。体色とヒレのトゲの数、体の大きさに違いがあります。

タイワンドジョウの体色は側面に黒い斑点模様が規則的に並んでいますが、カムルチーは不規則ではっきりとした模様になっていません。

体の大きさはタイワンドジョウで60cm、カムルチーだと1mを超えてきます。

ヒレのにあるトゲの数がタイワンドジョウは30本前後、カムルチーだと42本前後あります。

模様で見分けるのが最も簡単です。タイワンドジョウは中型の大きさで模様を楽しむ雷魚、カムルチーは地味ですが大型魚のかっこよさを追求する人向けと言えるでしょう。

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タイワンドジョウ(雷魚)の飼育に必要な水槽や設備

タイワンドジョウは大型の魚で、水中を泳ぎ回るので、それなりの設備が必要になってきます。初期費用では4万円ほどみておきましょう。

水槽

水槽

タイワンドジョウの平均的な大きさである40cmなら横幅で90cmの水槽、最大サイズの60cmなら横幅で180cm水槽が必要になってきます。

遊泳力がある魚なので、水槽は大きいほど活発に泳ぎ回り、鑑賞も楽しむことが出来ます。

最大サイズを狙わないのであれば、120cm水槽を用意しておくことで、十分に楽しむことが出来ますよ。

ろ過フィルター

タイワンドジョウはたくさんのフンをするので、フィルターで大切なのはろ過能力よりも、掃除のしやすさになります。

上部式フィルターならろ過の部分が上にあるので、スポンジの掃除が簡単です。スポンジにフンが詰まっているので、週に1回は水で洗い流してください。

180cm以上の水槽であれば、ろ過能力も強力なオーバーフロー式が必要になってきます。こちらは水槽設備と一体化しているため、専用の会社にオーダーメイドしてください。

酸素量が多いほど活発に動くため、サブで投げ込み式フィルターをいれるといいですよ。

蛍光灯

ウキグサ

暗い環境を好んでいるため、明るすぎる蛍光灯は苦手です。

鑑賞には必要なので、光量が弱い1灯式の物を選び、陰を作るために浮き草や背丈のある水草をいれると落ち着いてくれますよ。

底砂

掃除のしやすさを考えると、底砂はない方が楽なのですが、敷いておくと落ち着きやすいので、薄くでも敷いておいた方が良いです。

日本にも生息しているような川魚なので、粒が大きい川砂がよく似合います。

水槽の蓋

驚いたときに水面をはねることがあり、飛び出し事故で死んでしまうことがあります。

飛び出すときのパワーが強いため、水槽の蓋はしっかりと固定しておきましょう。

タイワンドジョウ(雷魚)の飼育方法について

タイワンドジョウの飼育

値段と販売場所

タイワンドジョウの値段は体の大きさによって変わり、8cm前後の稚魚だと1000円、20cmを超えると3000円~4000円ほどになります。

気温が暖かくなる4月頃から稚魚の入荷量が増えてくるので、その時になったらペットショップや熱帯魚専門店に行ってみましょう。ネット通販でも購入することが出来ますよ。

ごくまれに銀色に輝くプラチナタイワンドジョウが入荷されてくることがあります。こちらは高価で15000円前後になります。

適している水温

タイワンドジョウに適している水温は22度~28度です。

低水温に強いですが、全く動かなくなり、鑑賞には適していないので、冬は水中用ヒーターで水温を上げておきましょう。

30cm以下の頃は水温を28度にすることで新陳代謝を活性化させて成長を早め、成魚になると水温を23度まで落として肥満防止に努めるといいですよ。

おすすめの餌と給餌方法

カーニバル

カムルチーは餌の好き嫌いが少ないので、なんでもよく食べてくれます。

体長が30cmまでは口の大きさに合わせて、冷凍アカムシ、メダカ、金魚と餌のサイズを大きくしていきます。この頃に人工餌を与えてしまうと、食べる量が不足して体が大きく育ちません。

体長が30cmを超えてきたらカーニバルやクリル、キャットなどの肉食魚用の人工餌に慣していきましょう。おやつとしてトンボ、バッタ、カエル、ドジョウ、エビなどの生き餌をあげると喜んでくれます。

餌の頻度は幼魚の頃は1日3回、成魚になると1日1回で十分です。

混泳について

ポリプテルス

タイワンドジョウは気性が荒くて攻撃的なので、混泳向きの魚ではありません。

しかし、大型の水槽で過密気味に飼育数を増やすことで縄張りを作らせない方法が可能です。このときは水が汚れやすいのでオーバーフロー式のろ過フィルターや週2回の水換えなどが必要になります。

混泳相手は同種のタイワンドジョウやカムルチーだけではなく、ガーパイク、ポリプテルスなどの大型魚がおすすめです。

最初はうまくいっていても、いつ喧嘩が始まるはわからないので、覚悟しておきましょう。

タイワンドジョウ(雷魚)についてまとめ

今回は雷魚として知られているタイワンドジョウについて紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

餌を食べるときの獰猛さはまさに肉食魚で、水槽内でも活発な動きを見せてくれるので、生き餌を与えたときの楽しさはたまりません。他の肉食魚と言われている魚たちの狩りの下手さといったら、想像と違う・・となることが本当に多いのです。

餌の食いつきが良く、体も丈夫なので、飼育は簡単です。

最後まで飼育できるくらいの大きな水槽を用意してから、飼育に挑戦してくださいね。

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