メチレンブルー水溶液とは?金魚や熱帯魚の治療効果や使い方について

金魚やメダカ、熱帯魚などを飼育する人なら、一度は見たことがある白点病。

その治療薬として代表とも言えるメチレンブルーの効果や使い方、使用の注意点などを詳しく紹介していきます。

メチレンブルーとは?

メチレンブルーとは青胴色をした無臭の結晶で、細胞の核を綺麗に青色に染め上げてくれるので、生物の実験や研究に使われています。

一言にすると青色に染めるだけの色素剤なのです。しかし、水に溶けたメチレンブルーは太陽光に当たることで、殺菌効果のある活性炭素を発生させるため、熱帯魚の病気の原因である細菌の駆除に使うことができるのです。

グリーンFゴールドとの違いは?

グリーンFゴールドの主成分はメチレンブルーですが、それに殺菌剤であるアクリノールが追加されています。

治療効果のある病気も異なり、メチレンブルーは白点病や水カビだけですが、グリーンFゴールドはそれに追加して尾ぐされ病や口ぐされ病にも効果がありますよ。

メチレンブルーの効果と使用用途

病気の治療に使える

メチレンブルーはメダカや金魚、コリドラス、ベタなどの魚用の治療薬で白点病や水カビ病といった代表的な病気を治療することができます。

白点病とは体中が白い点々に覆われる病気で、ウオノセンカイチュウという寄生虫が体表につくことで発症します。感染力が強く、またたくまに水槽中の魚に伝染してしまいます。

メチレンブルーにはこのウオノセンカイチュウを殺菌する効果があります。

細菌の繁殖を抑える

メチレンブルーは卵を孵化させるときにも使用されます。

水槽の中には無数のカビが繁殖しており、これが卵につくことで水カビ病を発症し、孵化しなくなってしまいます。メチレンブルーはカビの繁殖を抑えてくれるので、規定量の1/10ほどに薄めていれると水カビの発生率を下げることができるのです。

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メチレンブルーの使い方

メチレンブルーの使用方法はとても簡単で、使用量の濃度は水500ccにたいして、メチレンブルーを0.1mlいれ、しっかりとかき混ぜることです。

入れた瞬間は水が濃い青色になってしまうますが、そういう薬品なので問題ありません。青色が薄れるにつれて薬の効果は弱まっていきます。

薬の効果は1週間ほどありますので、期間中は治療が完了しても、最後まで薬浴しておきましょう。

価格と販売場所

メチレンブルーはヨドバシカメラやamazonなどのネット通販や、ホームセンターや熱帯魚専門店などのショップで販売されています。メジャーな商品なので簡単に見つけることができますよ。

ニチドウ(日本動物薬品株式会社)の商品が一般的で、価格は400円〜700円ほどで販売されています。

薬の効果は水が薄くなる5日〜7日でなくなります。完治していなかったら改めて薬をいれましょう。

メチレンブルーの使用の注意点

バクテリアを殺してしまう

メチレンブルーを使用することの最大のデメリットは水槽に繁殖したバクテリアが死滅してしまうことです。

バクテリアは水槽にあるフンや餌の食べ残しなどの有害物質を無害なものへ変えていくれる細菌で、バクテリアがいないと水槽はすぐに棲めない環境になってしまいます。

メチレンブルーをいれるとバクテリアがいなくなってしまうので、飼育数が多い水槽ではかなり危険な状態になり、週に1回以上のこまめな水換えが必要になってきます。

メチレンブルーを入れすぎたらどうなる?

メチレンブルーは魚への毒性が低いので、入れすぎても害はありません。症状がひどい時は患部の直接塗ることもあるほどです。

しかし、たくさん入れたからといって効果があるものではないので、規定量はちゃんと守ってくださいね。

治療中は餌をあげていいの?

病気が完治するかどうかは魚の健康状態によるので、餌をあげて健康にすることで完治するのが早くなります。反対に絶食状態が続くと治りが悪くなってしまいます。

しかし、水中にはバクテリアがほとんど残っていないため、水質悪化がとても早い環境です。餌の量はいつもの半分くらいにして、食べ残しが出ないように注意してくださいね。

餌を探し求める個体はほとんど治っていると考えていいでしょう。餌の食いつき方によって治り具合がわかるので、しっかりと観察しましょう。

メチレンブルーの使用期限

直射日光が当たらず、風通しがいい場所に置いておくことで開封から3年は使用することができます。

変色しているときの使用はさけてください。

メチレンブルーは塩と併用できるの?

メチレンブルーは食塩と併用することができます。治療の効果を高めるのに有効ですので、1回目の薬浴で治らない時は使用を検討してください。

塩分濃度は0.3%(水10リットルに対して30g)が目安です。

メチレンブルーの使用中は水換えは必要?

メチレンブルーを使用すると水質を安定してくれるバクテリアがいないので、水換えは必要です。

水換えの頻度は飼育数にもよりますが、飼育数が少ない時は週に1回、多い時は週に2回行なってください。新しい水にはメチレンブルーをいれず、そのまま追加するだけでいいですよ。

生き物への影響

エビ

メチレンブルーは着色効果があるため、金魚や熱帯魚の体も薄い青色に染まってしまいます。1週間ほど経過すれば自然と元の色に戻るので、心配しなくても大丈夫ですよ。

しかしながら、殺菌効果が高く、エビや貝類、ナマズ類、古代魚、大型魚など薬に弱い生き物の使用には注意しなければなりません。基本的には隔離が必要ですが、混泳水槽でこれらの生き物に使わなければならない時は殺菌効果の弱いマカライトグリーン(アグテン)を使用しましょう。

水草はどうする?

水草

メチレンブルーは水草を枯らしてしまうので、使用中は取り除く必要があります。水草は少量ですが病原菌をもっている可能性があるので、別の水槽ではなく生き物を飼っていないバケツなどに避難させてください。

水草も殺菌したいのであれば、水草への影響が弱いグリーンFクリアーを50倍に薄めた水に3分薬浴して、綺麗に水洗いを行います。

バケツの環境には水の流れを作るためのエアレーションが必要です。低水温時にはヒーターをいれて、1日4時間は直射日光をあててくださいね。

砂利はどうする?

砂利は青色に着色してしまうので、可能であれば薬をいれるまえにどかしておいたほうが懸命です。着色してしまっても薬の効果自体は1週間でなくなるので、リセットする必要はなく、バクテリアの繁殖は始まります。見栄えが悪くなるのが唯一のデメリットですね。

しかし、砂利の中にも病原菌が繁殖している可能性があるので殺菌が必要です。よく水洗いして1日以上天日干しすることで完全に細菌を殺しましょう。

フィルターの影響

フィルターの中に入っている活性炭などろ材には大量のバクテリアが生息しているため、メチレンブルーをいれるまえに必ず取り出してください。バクテリアを生かしておくことで、治療後の水槽立ち上げがスムーズになります。

フィルター自体は酸素の供給に必要なので作動させてあげてくださいね。ろ材の代用で使い捨てのスポンジなどをいれておくといいですよ。

メチレンブルーの使い方についてのまとめ

今回はメチレンブルーの効果や使い方、注意点について箇条書き形式でまとめてみました。

大好きな観賞魚たちが病気になっている姿を見続けことほど心苦しいものはありませんよね。白点病はメジャーな病気ですので、家で常備しておいてすぐに治療できるようにしておいてくださいね。

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