水槽に発生するスネール(巻き貝)とは?増える理由と駆除方法を紹介します!

スネールは2cmほどの小さな貝で、強い繁殖力で水槽の景観を悪くしてしまうため、嫌われています。繁殖しだすと手がつけられなくなり、駆除するのが大変です。

今回はそんなスネールについて発生の原因や駆除できる魚、対策方法を詳しく紹介していきます。

スネールとは?生態と特徴

スネール

スネールはカタツムリや巻貝の英語表記であるsnailから名付けられています。水槽内に繁殖する貝類を総称して呼ばれることが多いです。

スネールは海外の貝類の総称であり、トランペットスネールやサカマキガイ、モノアラガイがスネールと呼ばれています。どの貝も3cm以下の大きさで驚異的な繁殖力を持っているのが特徴です。

数が少ないときは水槽にはえたコケを食べてくれる良い生き物ですが、高い繁殖力で爆発的に増殖し、ガラス面がスネールまみれになると美しい景観とは言えなくなります。

スネールとタニシの違い

タニシ

スネールは外国産の貝類の仲間を総称しており、タニシは日本の田んぼに生息する貝類になります。

繁殖方法が違い、スネールは卵を水草に産みますが、タニシは卵胎生なので稚貝がそのまま生まれてきます。

スネールの方が繁殖力が高いため、嫌われ者になっています。

スネールを飼育するメリット

メダカ

スネールは水槽に発生するコケや食べ残し、死骸を食べてくれる貝なので、水槽の掃除役として飼育するメリットがあります。

しかし、体が5mmほどと小さいのでコケ取り能力をあまり期待することはできません。貝をいれるなら見た目が綺麗で、体が大きいレッドラムズホーンがおすすめです。

メダカを屋外で飼育しているときは、スネールの存在はありがたいものです。日光が強い環境ではコケが発生しやすく、屋外飼育できるスネールは水質の維持に役立ちます。

メダカや卵に害を与えることはないので、安心して飼育できます。数が増えてくると水槽の許容飼育数を超えてしまうので、たまに間引きしてあげてください。

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スネールが増える理由

スネールは繁殖力がとても高いので、どんどんと卵を産み、水槽内を稚貝まみれにしてしまいます。2匹以上いれば確実に増えますし、1匹でもすでに抱卵していたら、増殖はさけられません。

子供は小さいのでフィルターや砂底の中に隠れ込み、完全に駆除するのが難しく、そうしているうちに子供が次の子供を産み、スネールまみれになっていきます。

特に好んでいる環境はコケが多かったり、水換えをしておらず、アルカリ性に傾きつつある水槽です。このような環境では繁殖力はさらに強まり、どんどんと数が増えていきます。

スネールの駆除方法

スネールの駆除方法は主に3つあり、スネールを食べる生き物の導入、スネールを駆除する道具、スネールが繁殖しにくい環境を作ることです。

まずは侵入経路を抑えよう

アナカリス

スネールのメインの侵入経路はショップで購入してくる水草や採取した流木、水草になります。水草の購入前に、水草が入っている水槽に微生物がいないかしっかりと確認しておきましょう。

購入してきた水草は水道水で綺麗に洗い流します。卵は透明で見つけるのが難しいため、可能であれば一度別の水槽に植えて、1週間ほど様子をみてください。

スネールを駆除してくれる生き物

スネールは繁殖し続けるので、完全に駆除するのであればスネールの天敵である生物兵器を入れるのがもっとも効果的です。

水槽の環境や群泳している魚の種類によっておすすめの駆除役は変わってきます。ここではスネールを食べてくれる生き物を紹介するので、自分に合った魚を選んでくださいね。

●アベニーパファー
アベニーパファー

アベニーパファーは世界最小の淡水フグとして人気があります。貝類が好物なのでよく食べてくれます。体が大きくなると気性が荒くなるので、他の魚を攻撃することがあります。小さなエビも食べられるので、混泳相手には注意が必要です。

餌には冷凍赤虫が必要になるので、飼育は少し大変になります。

●キラースネール
キラースネールは小型の貝を食べる2cmほどの貝の仲間です。水草を食べたり、混泳相手にトラブルを与えることがないので、安心してスネール退治をさせることができます。肉食性なのでスネールがいなくなった後は熱帯魚の餌をあげましょう。

●オトシンクルス
オトシンクルス

オトシンクルスはスネール自体を食べませんが、ガラス面に付着した卵を食べます。積極的に貝類を食べるわけではないので、なかなか数が減りませんが、増殖を抑えることができます。コケを主食にしているので、水槽の掃除役として活躍してくれます。

●スカーレットジェム
スカーレットジェム

スカーレットジェムは真っ赤な体色が特徴的で泳ぐ宝石と呼ばれている小型の熱帯魚です。貝類が好物ですが、体が小さいので、生まれたばかりの貝類しか食べられません。温和な性格で観賞魚としても優れているので、撲滅後も飼育しやすい熱帯魚です。販売量が少ないのがネックです。

●チェリーバルブ
チェリーバルブ

チェリーバルブは綺麗な紅色をしている小型の熱帯魚です。スカーレットジェムと同じようにスネール駆除に活躍してくれます。こちらは入手も簡単なので、スネール駆除薬として人気があります。

●トーマシー
トーマシー

トーマシーは体長5cmほどになるシクリッドの仲間です。貝類が好物で口に入る大きさのスネールをどんどん食べてくれます。エビも好物なので混泳には注意してください。繁殖期になると発色がよくなり攻撃性が増すので、駆除役でサブの熱帯魚としてはおすすめしにくいです。

●クラウンローチ
クラウンローチ

クラウンローチは最大で30cmにもなる中型の熱帯魚です。貝類をよく食べて、水草の食害や、エビを食べることがないので、人気があります。

スネールを駆除する道具

スネールを駆除したり繁殖を抑える方法を紹介します。ご自身の飼育環境や熱帯魚によってとれる対応が異なってくるので、ご参考ください。

駆除したスネールは有害物質である亜硝酸を発生させるので、可能な限りで取り除くようにしてください。

●スネールバスター
スネールバスターは貝類全般を駆除できる粉状の薬剤です。効果が高く水槽にいるスネールはまたたくまに減少していきます。水草やエビ、熱帯魚に害はないので飼育環境を選ばず、熱帯魚がスネールの死骸を食べても問題ありません。水草を水槽に導入する前にスネールバスターで薬浴するのもおすすめです。

値段は1700円前後でネット通販で手に入れることができますよ。

●スネイルカット
スネイルカットはスネールバスターと同じく粉状の薬剤です。高い効果を発揮してくれますが、一部の水草には影響があるので、水草水槽ではおすすめできません。計3回の薬剤を投入して、10日もあれば水槽のスネールはいなくなりますよ。

●スネールホイホイ
スネールホイホイ

スネールを駆除するための商品としてスネールホイホイが販売されています。

薬剤をつかってスネールをおびき寄せる商品ですが、水槽内のスネールを全て捕まえられるわけではないので、完全に駆除することはできません。

スネールが繁殖しにくい環境

●塩分濃度をあげる
スネールは塩分濃度が高い環境では生きていけないので、淡水魚でも生活できる塩分濃度0.5%の食塩水にしましょう。長くても1週間程度にしておいてください。

●流木・ソイル
流木とソイルを使ったレイアウト

スネールは弱アルカリ性の水質で繁殖を積極的に行い、弱酸性の水槽だとあまり繁殖しなくなります。弱酸性を維持するために水槽に流木を入れたり、底砂にソイルを引いていると増殖力が弱くなりますよ。

●水槽の水換え
スネールは水槽に発生したコケや食べ残しを餌にして生活しているので、新鮮な水を維持していると餌不足で増えることができません。2日に1回1/3ほど水を交換するようにすると繁殖スピードを抑えることができます。

●水槽のリセット
スネールがどうしても駆除できないときは水槽の大掃除を行います。魚への負担が大きいので最終手段として考えておいてください。

水槽のリセットは水槽とフィルター、底砂、水草、石、流木などすべての物を綺麗に洗う必要があります。スポンジでコケなどの基本的な汚れを落としてから、60度以上の熱湯に2分以上つけておきます。そこから1日以上天日干しすることで駆除することができます。

熱湯につけられない水草は手でスネールを取り除いて別の水槽に植えておくことで、湧いてきたスネールをこまめに取り除いてください。

どれか一つでも掃除を怠ると、またたくまに増殖してしまうので、すべての器具をしっかりと掃除してください。最後にしっかりと水槽の立ち上げを行いましょう。

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