ウーパールーパーの寿命はとても長く、犬や猫よりも長生きすることができます。しかし、長生きさせるために飼育環境を準備するのは難しく、手間やお金がかかります。
今回はそんなウーパールーパーの寿命や長生きさせるための飼育方法について紹介していきますね!
ウーパールーパーの寿命はどのくらい?
ウーパールーパーの寿命は平均して6年~7年です。色違いのアルビノや体が短いウパルパも同じ寿命の長さです。ギネスでは25年生きた記録もあり、適切な環境で飼育している水族館では20年を超える個体が普通にいます。
一般家庭の飼育では適切な飼育環境を整える難易度の高さから、5年もたたないうちに死んでしまうことがあります。特に体長が15cm以下の子供の頃は病気にかかりやすく、飼育には神経を使います。
ウーパールーパーを長生きさせるための飼育方法
ウーパールーパーを長生きさせるためのコツは4つほどありますが、最も大切なのが低水温の維持です。水族館では冷房が効いた部屋で飼育するなど、温度管理を徹底しています。
長生きのコツ
- 水温を維持する
- 水槽で飼育する
- 水換えをしっかりと行う
- ろ過フィルターを入れる
水温を維持する
ウーパールーパーを長生きさせる上で最も大切なことが水温の維持です。野生のウーパールーパーは5度~26度の環境に生息しており、最も適している温度は18度とかなりの低水温です。
高水温に弱く、30度を超えると一気に体調が悪くなってしまいます。夏場は最低でも25度を超えてしまうので、対策が必要です。
効率的に水温を下げる方法というのはなく、冷却ファンや扇風機でも水温は2度くらいしか下がりません。これでも夏を乗り切ることはできますが、18度の維持をしなければ体調は徐々に悪くなってしまいます。長期期飼育していくためには強制的に温度を下げる冷房は必須と思っおいてください。
おすすめの水槽用のヒーターで紹介しているので、ご参考ください。
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水槽で飼育をする
ペットショップで販売されているウーパールーパーは虫かごなどに入れて販売されていることがありますが、長生きさせるためにはしっかりとした大きさの水槽で飼育してください。水槽が狭いと、運動不足で肥満になってしまったり、水量の少なさから水質悪化しやすくなるからです。
水槽の大きさは飼育数が1匹だと横幅で45cm、3匹の複数飼育だと横幅で60cmが目安になります。
おすすめの45cm水槽やおすすめの60cm水槽で紹介しているので、ご参考ください。
水換えをしっかりと行い、病気を予防する
生き物を飼育している水槽ではフンや餌の食べ残しが蓄積し、有害物質となって飼育水を住めない環境にしてしまいます。これらの有害物質はフィルターで綺麗にすることができず、水替えをしなければいけません。
水質が悪化するスピードは飼育数の多さと水量の狭さに比例してきます。例えば小さい虫かごで飼育をしているときは3日に1回は水替えが必要ですし、45cm水槽だと1週間に1回、1/3ほど交換すれば十分です。面倒くさがらずに水換えをするようにしてくださいね。
水換えを怠ると、水カビ病や皮膚病などさまざまな病気を引き起こしてしまいます。
ろ過フィルターを入れる
ろ過フィルターは酸素を供給するだけではなく、ろ材やスポンジなどバクテリアが住み着きやすいパーツが備え付けられています。バクテリアとはフンや餌の食べ残しなどの有害物質を無害な物質に分解してくれる、水槽で生き物を飼育する上では欠かせない存在です。
フィルターを入れたくないというときは、水草を入れてください。水草は有害物質を肥料にして成長していくからです。成長スピードが速いアナカリスや浮き草などを入れておくと、高い浄水能力が期待できますよ。
最後にフィルターは水質悪化を遅らせることはできますが、確実に悪化は進みますので、さきほど説明した水替え作業は必須となります。ろ過力がある外掛けフィルターや上部フィルターがおすすめです。
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ウーパールーパーの寿命についてまとめ
今回はウーパールーパーの寿命と長生きさせるための飼育方法について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
ペットショップで気軽に販売されている生き物でありながら、年間を通して18度の水温を維持し続けなければならないなど、長寿にするためにはとてもお金がかかってしまいます。
反対にいえば、これさえできていれば、長く飼育することができますので、しっかりと環境を整えて、大切に育ててあげてくださいね。
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ウーパールーパーの種類と飼育方法|必要な水槽の大きさは?