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熱帯雨林の宝石、ヤドクガエルの生態と飼育方法!毒性や給餌方法、飼育に必要な器具は?

2019年3月18日

ヤドクガエルは猛毒のイメージが強いですが、レイアウトに映える美しい体色と、小さな体つきからペットとして人気を集めています。

今回はそんなヤドクガエルの生態や毒性、天敵、おすすめの餌、レイアウトなど飼育方法について詳しく紹介していきます。

ヤドクガエルの生態と特徴

ヤドクガエルの飼育

ヤドクガエルは原色に近い美しい体色で熱帯雨林の生きた宝石を呼ばれています。

南米のスリナムやブラジル、コロンビアなどの熱帯雨林に生息しており、川の近くにある草陰など多湿な場所を好んでいます。完全な肉食性で小型の昆虫を捕食しています。

名前の由来は矢の先に毒をつけるために使用されたからと言われており、その名の通り牛一頭を軽く殺してしまえるくらいの猛毒をもっています。しかしながら、自分の体内で毒を作れるわけではなく、毒を持っているアリなどの昆虫を捕食することで体内に毒を蓄えているため、飼育環境では皮膚の毒性は失われると言われています。しかし、少しでも毒を持っている可能性があるので、直接触るのはやめておきましょう。

強力な毒を持っていますが、食べられてしまっては意味がないので、危険信号として非常に派手な体色を持っています。実は小動物や昆虫には色を識別できる生き物は少ないのですが、色のコントラストの強さは見分けられるので、その強さによって食べたら危険と判断しています。

それでも自然界には天敵が存在しており、ノハラツヤヘビの仲間はヤドクガエルの猛毒に耐性があるから不思議ですね。

大きさ

平均して3cm、最大でも4cmにしかならない小型のカエルです。

寿命

とても長寿で寿命は平均して10年、最長だと12年は生きることができますよ。

ヤドクガエルの種類

ヤドクガエルはカラーバリエーションが豊富で、同一の種類でも同じ模様はいないと言われています。とてもコレクション性が高いため、お気に入りの1匹を探してあげてくださいね。

コバルトヤドクガエル

生息地:スリナム、ブラジルなどの南米
体長:4cm〜4.5cm
コバルトヤドクガエルはコバルトブルーをベースに黒い斑点模様がついている種類です。ヤドクガエルの中でも最も人気があります。

マダラヤドクガエル

生息地:ホンジュラス、コロンビアなどの南米
体長:3cm〜4cm
マダラヤドクガエルはエメラルドグリーンをベースに黒いスポット模様がついている種類です。体色の個体差が激しく、黒い模様が全くない個体もいます。
鳴き声

アイゾメヤドクガエル

生息地:スリナム、ブラジルなどの南米
体長:4cm〜5cm
アイゾメヤドクガエルは名前の通り藍色に染まっている種類です。模様のカラーバリエーションが豊富で黄色や黒色などコレクション性が高いです。

ヤドクガエルの値段と入手場所

ヤドクガエルの生体の値段は2万円〜3万円で販売されています。

ホームセンターにはめったに売っていないので、両生類専門店かネット通販を利用しましょう。ネット通販であれば珍しい種類やペアでの販売もしており、feverやCANDLEがおすすめです。

ヤドクガエルの飼育環境

レイアウト

ヤドクガエルは多湿の環境を好むため、他のカエルとは違う特殊な環境を用意する必要があります。必要なお金も必然的に増えてしまい、初期費用では7万円ほどみておく必要があります。

必要なもの

  • ケージ
  • 水容器
  • 照明

ケージ

基本的には地表を移動していますが、草木にも登るためケージは高さも必要になってきます。ケージの大きさは最低でも横幅で30cm、複数飼育したいときは横幅60cm必要です。縦幅は40cm以上あれば問題ありません。

湿度を保つためにケージは前開きタイプのガラス水槽を選んでください。通気性も必要なので、完全密封タイプではなくメッシュ式がおすすめです。餌となる昆虫が5mm前後と小型なので、隙間から逃げ出さないように注意してくださいね。

水容器

乾燥に弱く、皮膚から水分を吸収するため、全身を浸かることができる水の容器を準備してください。水質悪化すると体調も悪くなるため、2日に1回は新鮮な水に交換してあげてくださいね。

床材

ヤドクガエルの床材には一般的に使われている保湿性が高いヤシガラマットやソイルを使うことができますが、観葉植物をいれることが多いため、肥料を含んでいる専用の床材がおすすめです。

照明

ヤドクガエルには光を必要としていませんが、レイアウトに観葉植物を入れるときは強い光量が大切になります。

温度が上がりすぎないように、LEDタイプのものを選びましょう。

レイアウト

レイアウトには草木が生い茂った緑の環境を用意することで、ヤドクガエルの原色に近い美しさをより際立たせることができます。

そのためビバリウムやテラリウムといった自然環境を再現したレイアウトが人気です。この環境を作り上げると、ミスティングシステムと合間って、フンなどの排泄物も植物の肥料となるので管理の手間を減らすことができます。

水苔や観葉植物、樹皮でできたコルクなどの隠れ家をたくさんいれてあげてください。おすすめの観葉植物はプロメリアで、繁殖にも使ってくれますよ。

ヤドクガエルの飼育方法について

ヤドクガエルの飼育

ヤドクガエルは飼育環境にはくせがあるので、最初に準備するのが大変ですが、いったん完成すると手間はかかりません。湿度を管理する環境と十分に生き餌を与えることが大切ですよ。

おすすめの餌と給餌方法

ヤドクガエルは3cmと小型の生き物で、生き餌しか食べないため、小さい生き餌を準備することが大切です。餌には5mm〜1cm前後の孵化したばかりのコオロギやショウジョウバエ、トビムシなどが必要です。

これらの餌をコンスタントに用意するためには自分で繁殖させるしかありません。餌の繁殖がヤドクガエル飼育に重要なので、ヤドクカエルを飼育する前にきちんと繁殖させられるか挑戦してください。もはやヤドクガエルを飼っているのか餌を飼っていのかわからなくなります。

昆虫食だけでは栄養が偏るので、餌にはカルシウム剤をまぶしたり、アムビットなどのミネラルを含んだサプリメントを昆虫に食べさせてから与えるようにしてください。

大食いで餌の量が少ないとすぐに痩せてしまいます。餌の量は1日に10匹は与えてくださいね。

カエルの餌についてはペットで飼育するカエルにおすすめの餌を紹介!エサの種類や与え方は?でも詳しく紹介しているので、ご参考ください。

適している温度と湿度

ヤドクガエルを飼育する上で温度と湿度の管理がとても大切です。

適している温度は20度〜28度です。高温に弱いので夏場はクーラーをつけ、冬は専用のヒーターが使えないため保温のための室内暖房が必要になります。部屋の大きさにもよりますが電気代が増えることは覚悟しておきましょう。

高い湿度を好んでいるため、1日5回ほど霧吹きする必要があります。非常に手間で難しいと思うので、自動で設定した時間に空気中に霧吹きできるようにミスティングシステムの導入をお勧めします。

専用の器具が15,000円ほどで販売されていますよ。

複数飼育できる?

ヤドクガエルはおとなしい性格で複数飼いすることができます。そのときは横幅60cm以上のケージを準備してあげてください。

オスとメスのペアにして、プロメリアをいれておけば自然と繁殖もしてくれるので、飼育に慣れてきたら挑戦してみましょう。植物の葉の間に産卵を行い、孵化すると水場におたまじゃくしを移動させるので、十分のサイズの水容器を準備してください。

ヤドクガエルについてまとめ

ヤドクガエルの生態や飼育方法についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

最近では飼育道具も揃ってきているので、飼育難易度はかなり下がってきました。美しいだけではなく、慣れてくると繁殖にも挑戦できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

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