ポピュラーな13種類のどじょうについて詳しく紹介していきます。お気に入りの種類を見つけて、飼育してみてくださいね。
どじょうの種類
どじょうは大きく分けて6種類に分類されています。アジメドジョウ属、アユモドキ属、シマドジョウ属、ドジョウ属、フクドジョウ属、ホトケドジョウ属です。
それぞれ模様や住処、生態系が異なっています。
マドジョウ
分布 | 日本全国、朝鮮半島 |
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体長 | 15cm |
寿命 | 1年〜2年 |
生息場所 | 水田、用水路の泥底 |
繁殖時期 | 6月〜7月 |
一般的にどじょうと言われれば、このマドジョウのことをさしています。世界最大のどじょうであり、ごくまれに30cm近くの個体が発見されることもあります。
口ひげが長く、全部で10本あります。体色の個体差が激しいですが、基本は茶褐色で背中に不明瞭な斑点模様がはいっています。
白変種で体が白く、目が黒い個体をヒドジョウと呼びます。
飼育下では大切に育てることで、5年以上生きることもありますよ。
アルビノドジョウ
分布 | 品種改良 |
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体長 | 15cm |
寿命 | 1年〜2年 |
生息場所 | なし |
繁殖時期 | 不可 |
マドジョウの突然変異であるアルビノ個体を品種改良で固定した種類です。真っ白な体色に赤い目が特徴的です。
ドジョウは体色が地味な種類が多いので、観賞魚として楽しむために改良されました。
ホトケドジョウ
分布 | 東北〜近畿地方、四国地方 |
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体長 | 7cm |
寿命 | 2年〜3年 |
生息場所 | 水草の多い小川 |
繁殖時期 | 3月〜6月 |
ホトケドジョウはどじょうの中でも浮き袋が発達しており、中層を泳ぎ回ります。円づつ状のずんぐりした体型がかわいらしいですよ。
小さい種類なので、30cmの小型水槽から飼育することができます。
エゾホトケドジョウ
分布 | 北海道 |
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体長 | 6cm |
寿命 | 2年〜3年 |
生息場所 | 水流がゆるやかな水草の多い水路 |
繁殖時期 | 3月〜6月 |
エゾホトケドジョウは北海道にのみ生息していた種類ですが、分布を広げて、青森県にも生息するようになりました。
体型はホトケドジョウに似ており、交雑することができます。体色は黄褐色から青褐色で、頭部から尾びれにかけて黒い縦線があります。
エゾホトケドジョウも浮き袋が発達しており、中層を泳ぎます。群泳はせず、単独での生活を好みます。
ナガレホトケドジョウ
分布 | 静岡〜岡山、四国地方 |
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体長 | 6cm |
寿命 | 2年〜3年 |
生息場所 | 山間の細い川 |
繁殖時期 | 6月 |
ナガレホトケドジョウは水量が少ない川を好んで生活しています。飼育するときは水流が強い場所を作ってあげましょう。
ホトケドジョウに似ていますが、スリムな体型で淡い褐色をしています。目が小さく、ヒゲが長いのが特徴的です。
フクドジョウ
分布 | 北海道、シベリア、中国、朝鮮半島 |
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体長 | 20cm |
寿命 | 2年〜3年 |
生息場所 | 河川中流〜下流の砂底 |
繁殖時期 | 4月〜7月 |
フクドジョウは大型のどじょうで、15度〜22度の低水温を好みます。口ひげは6本あり、目の下に棘はありません。
体色は黄褐色をベースに不規則な斑点模様がはいっています。
産卵時期になると粘着性の高い卵を水草に植えつけます。
アジメドジョウ
分布 | 中部地方、近畿地方 |
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体長 | 10cm |
寿命 | 3年 |
生息場所 | 河川上流〜中流の砂底 |
繁殖時期 | 1月〜3月 |
アジメドジョウは体が細長く、はっきりとした黒いラインが入っています。口が頭部の下にあり、唇が厚く吸盤状になっている。
植物食性が強く、コケや藻類を好んで食べるため、水槽の掃除役として活躍してくれます。
イシドジョウ
分布 | 中国地方、四国地方 |
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体長 | 7cm |
寿命 | 3年 |
生息場所 | 河川上流〜中流の石の隙間 |
繁殖時期 | 5月〜8月 |
イシドジョウはずんどう型で尻びれから後ろにかけて細くならないのが特徴的です。
水流が強い場所や岩の間を好んでおり、石に付着した藻類を食べます。
シマドジョウ
分布 | 青森県〜山口県 |
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体長 | 13cm |
寿命 | 2年〜3年 |
生息場所 | 河川中流〜下流の砂底 |
繁殖時期 | 5月〜7月 |
シマドジョウは基本的には体の横側に黒い斑点が並んでいますが、個体差が激しく、綺麗なライン状になっていることもあります。シマドジョウの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。
スジシマドジョウ
分布 | 九州地方、四国地方 |
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体長 | 6cm〜20cm |
寿命 | 3年 |
生息場所 | 流れが緩やかな河川下流、用水路などの砂泥 |
繁殖時期 | 4月〜7月 |
スジシマドジョウは琵琶湖にいる大型種、四国にいる中型種、東海地方の小型種がおり、別種として扱われています。
2本の黒いラインが入っており、目の下に棘があります。シマドジョウと違い、暖かい地域を好んでおり、日本の西側である四国や九州地方に広く分布しています。
タイリクシマドジョウ
分布 | 九州地方 |
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体長 | 13cm |
寿命 | 4年 |
生息場所 | 河川中流、用水路 |
繁殖時期 | 4月〜7月 |
タイリクシマドジョウは別名でヤマトシマドジョウと呼ばれている種類です。目の下に棘があります。
体の横側には大きな斑点模様が1列あり、背側には数列の小さな斑点模様が入っています。
ニシシマドジョウ
分布 | 中部地方〜中国地方 |
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体長 | 10cm |
寿命 | 2年〜3年 |
生息場所 | 河川中流 |
繁殖時期 | 4月〜7月 |
ニシシマドジョウは日本の西部に生息しているシマドジョウの種類です。
黒い斑点模様がしっかりとでており、3〜4列ほどの縦のシマシマがあります。
カラドジョウ
分布 | 朝鮮半島、中国 |
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体長 | 15cm |
寿命 | 1年〜2年 |
生息場所 | 水田、用水路の泥底 |
繁殖時期 | 6月〜7月 |
カラドジョウはもともとは朝鮮半島や中国にしか生息していませんでしたが、他種のどじょうの輸入に紛れて、日本でも外来種として繁殖が確認されています。
模様はマドジョウにそっくりですが、背びれの透明度が高かったり、体色が少し明るくなっています。ヒゲは長く、気性が荒い性格が多いので、小型魚との混泳には向きません。
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