ラミレジィの繁殖方法
ラミレジィの繁殖は簡単でよいオスとメスのペアができれば繁殖してくれます。産卵方法はオープンスポウナーと呼ばれており、流木や石の表面に卵を産み付けます。また、ペアで卵の世話を行うため、他の熱帯魚とは違う繁殖を楽しめます。
ラミレジィのオスとメスの見分け方
ラミレジィのメスは体高があり、オスよりも一回り体が大きいです。またメスは成熟してくるとお腹がピンク色に染まり、腹びれの後ろから1mmほどの産卵筒が出てくるので、それで見分けましょう。
ラミレジィのペアを作る方法
ラミレジィのペアを作るのに一番確実なのはペアで販売されている固体を購入することです。しかし、ペアで販売されているのは高価な種類であったり、値段が高くてなかなか手が出せません。自分でペアを作りたいときは60cm水槽を用意して、ラミレジィを8匹~10匹ほど飼育してペアになるのを待ってみましょう。仲良く2匹で泳ぐようになったらペアになっている証拠です。
ペアを作るためには親魚が成熟していることが大切です。水温の管理や水の交換をしっかりと行い、嗜好性の高い冷凍アカムシなどの餌を与えてあげましょう。
繁殖のための水槽と水温
まずラミレジィのオスとメスのペアだけを飼育するための繁殖用の水槽を準備しましょう。繁殖用の水槽は30〜45cmの小型水槽がおすすめです。混泳水槽でも水草などの隠れ家を多く入れることで自然に繁殖を狙うことができます。
水温はいつもよりも少し高めの25度~28度がおすすめです。ろ過フィルターは稚魚を吸い込まないスポンジフィルターを使います。砂はソイルを引いて弱酸性を保ちます。産卵床として石や流木をいれてください。
ラミレジィの産卵
ラミレジィは産卵の時期が近づくとオスがメスを追い回します。産卵の前兆としてメスが産卵管を、オスは輸精管をだすようになり、そこから受精を行います。翌日には1mmほどの卵を医師や流木の上に50個〜300個産卵しています。
産卵後はペアで卵の世話を行うので、親魚と卵を隔離する必要はありません。このときに親魚の黄色の発色が濃くなりいつも以上に美しい体色を見せてくれます。産卵周期は短く、産卵を終えてから2〜3週間で次の産卵ができるようになります。放置しているとどんどん稚魚が増えていくため、繁殖が必要なくなったらペアを離しましょう。
ラミレジィの産卵から孵化まで
ラミレジィの卵は、水温を25度〜27度に設定していると2〜3日で孵化が始まります。初産は無精卵が多く、白カビがはえることもありますが、親魚が処理してくれるので見守ってあげてください。
低水温では孵化が遅くなり、高水温では早くなります。どちらも卵によくないので適温である25度~27度を保ちましょう。
ラミレジィの稚魚の餌と育て方
ラミレジィの稚魚の餌は、稚魚用の餌として有名なブラインシュリンプが必要です。この餌は栄養価が高くて食いつきが抜群です。稚魚の死因は栄養不足が多く、ブランシュリンプを用意することはとても大切です。体が大きくなるにつれて親魚と同じ餌に慣らしていきましょう。
また稚魚は体が弱く、水質の変化に敏感なので、水換えの量は少なくしましょう。1週間に1回、1/4ほどの交換で大丈夫です。
4〜5ヶ月で成魚に近い体色をしはじめてくれますよ。
ラミレジィが繁殖をしない原因
ラミレジィが産卵しない原因は親の健康状態が悪いことが多いです。毎日しっかりと餌を食べているのか、体は丸みを帯びているか確認しましょう。
痩せている個体では繁殖をすることはできません。また、ペアの仲が悪いことも考えられるので、別の個体をいれて相手を変えるのも効果的ですよ。
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