ホウネンエビってどんな生き物なの?飼育と繁殖のコツを詳しく紹介!寿命や餌、メダカと一緒に飼えるの?

田んぼの水をじっと見つめていると、オタマジャクシやタニシだけではなく足が多く生えた奇妙な生き物を見たことはないでしょうか?ホウネンエビは日本の田んぼに長年生息しており、日本人に馴染みが深い生き物です。

今回はそんなホウネンエビの繁殖方法や飼育のコツを詳しく紹介していきます。

ホウネンエビってどんなエビなの?


ホウネンエビは漢字では豊年蝦と書き、文字通り穀物などの収穫が多い時期に発生すると言われる甲殻類の仲間です。別名でタキンギョ、オバケエビと呼ばれています。

日本の水田では初夏にかけて泳ぎ始めて、梅雨には姿を見ることがなくなります。体長は15mm〜20mmほどになります。歩くための脚をもっておらず、逆さに泳いでいるのが特徴的です。

繁殖が容易で小型のため、熱帯魚愛好家は稚魚用の餌であるブラインシュリンプの代わりとして利用しています。飼育がとても簡単で、かわいい姿を見せてくれます。子供向けの自由研究用としてホウネンエビ飼育セットが500円程度で販売されていたりもします。

同じく夏休みの飼育セットで見た目がそっくりなシーモンキーがいますが、これは別の生き物ですよ。

ホウネンエビの生息地は?

田んぼ
ホウネンエビは水温が18度以上になる4月から水中を泳ぎ始めます。水温が低い東北地方にはおらず、北は茨城県から南は鹿児島県まで暖かい地域に広く分布しており、流れの穏やかな河川や池、田んぼで見つけることができますよ。

カブトエビもホウネンエビと同じ時期に発生して、同じ地域に住んでいます。カブトエビがいればホウネンエビがいる確率も高くなりますよ。

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ホウネンエビ水槽の水温、水質、水換えの頻度は?

ホウネンエビに適した水温は22度〜30度です。夏場に日光の下においておくとすぐに30度を超えるので注意しましょう。冬も飼育するときはヒーターをつけてあげてください。

水質は特に意識する必要はありませんが調整するのであれば、弱酸性〜中性の軟水がおすすめです。週に一回は1/3ほど水を交換してあげてくださいね。

ホウネンエビの寿命は?

ホウネンエビの寿命は40日になります。繁殖しやすい生き物なので、きちんと飼育していれば、寿命がくるまでに卵を産んで、新しい子供が誕生してくれます。

水温と水質を正しくできれば、年中増やしていくことができますよ。

ホウネンエビはコップや瓶でも飼うことができるの?水草やぶくぶくは必要なの?

ホウネンエビ
ホウネンエビはコップや瓶でも問題なく飼育することが可能です。その場合は10cmほどに切った水草を添えてあげるといいでしょう。水草がなければ、水を交換する時にしっかりとかき混ぜて酸素を含ませた水をあげれば、十分に飼育することができます。

コップや瓶は蓋をせずに、水面は空気に触れるようにしておきましょう。飼育数が5匹以上になると、エアレーションなどが必要になってきます。

ホウネンエビの水はどうやって準備すればいいの?

田んぼ
近くに田んぼや川があればその水をくんできてもいいでしょう。

水槽水でも飼育が可能で、その場合は水槽水に含まれている殺菌効果のあるカルキをなくす必要があります。1日以上日光のもとにおいておくか、専用のカルキ抜きを使ったら簡単にぬくことができますよ。

ホウネンエビ水槽のレイアウトのコツは?水草、石、流木はどうするの?

アナカリス
田んぼに住んでいる生き物なので、底には泥をひいてあげてください。一般的な熱帯魚用の砂でも問題ありません。

水草はカボンバやアナカリスなどの安価なもので十分です。ホームセンターなどで売られていますが、近くに川があれば採取することも可能です。

ホウネンエビが食べるエサは?

野生のホウネンエビは田んぼの泥に多く含まれている植物性プランクトンを主食にしています。

飼育する場合には苔や藻類が必要になるので、バケツに水を張って日光の下に置いておきましょう。自然と餌になる苔が発生してきますよ。メダカの餌をすり潰したものもよく食べてくれます。

ホウネンエビのオスとメスの見分け方は?

ホウネンエビのオスは頭の部分に丸まった触覚のようなものがあります。第二触覚と言われています。メスにもありますが、かなり細いので見比べると簡単に判別することができますよ。

ホウネンエビの繁殖のコツは?

ホウネンエビの繁殖のコツ
ホウネンエビが落ち着けるように、カボンバなどの水草を入れてあげましょう。水槽は余裕をもって30cmのものを用意してあげてください。

5匹以上で飼育しているとメスが抱卵している様子をすぐに見ることが出来るようになります

産卵は泥の中で行いますので、田んぼなどで泥を採取していれておいてあげましょう。泥がなくてもガラス面に産卵してくれますが、孵化する可能性が低くなってしまいます。

ホウネンエビが卵を産んだらどうすればいいの?

産卵を確認したらすぐに親を別の水槽に移動させるか、卵を綿棒で回収しましょう。親が卵を壊してしまうことがあります。

水につけておけば卵は5日程度で孵化します。乾燥に強く、日に当てて乾燥させることで来年の春に改めて飼育することもできますよ。

ホウネンエビの卵を孵化させるポイントは?

ホウネンエビの生息地
ホウネンエビは田んぼに生息しているので、その環境に近づけてあげることが大切です。

  • 新鮮な水を用意してください。古い水は孵化率が低くなります
  • 水は毎日半分は交換する
  • 水温は25度前後にする
  • 適度に日光をあてる
  • 卵の泥は取らない。泥が吸水の役割を果たします
  • 乾燥させるときは泥を残したまま水分を抜いて、日光にあてます

ホウネンエビが孵化しない原因は?

ホウネンエビが孵化しない一番の原因は水温が低いことです。20度を下まわると孵化率が悪くなるので、一度水温計で計測してみましょう。

それでも孵化しない時はホームセンターで土を買ってきて底においてみて下さい。泥があると孵化率が上がりますよ。

ホウネンエビの子供のエサは?

メダカ の餌
ホウネンエビは植物性のプランクトンをたべているため、田んぼの水をいれてあげるのがおすすめです。

近くにない時は、水が入ったバケツに魚の餌をいれて1週間ほど日光にあてましょう。餌になるプランクトンが自然と発生しますよ。メダカの餌があれば、それをすり潰したものをあげてくださいね。

ホウネンエビの子供はどのくらいのスピードで成長するの?

孵化から3日で1mm、4日目で2〜3mm、8日目で10mmほどに成長していきます。生後2週間で体長が15mmほどになり産卵が可能になります。

一生涯で1,000個以上の卵を産んでくれますよ。

ホウネンエビとブラインシュリンプはどちらが稚魚の餌としていいの?

ブラインシュリンプ
ブラインシュリンプは塩水湖に生息している小型の甲殻類で、稚魚の餌として乾燥卵が販売されています。水温28度の塩水にいれることで24時間後に孵化します。育成は難しく、すぐに餌として与える必要があります。また塩水に生息しているため淡水の環境では死んでしまい、食べ残しは水質悪化の原因にもなります。

ホウネンエビは淡水で生きていけるので、食べ残しても水を汚すことがなく、淡水魚の餌として便利です。しかし、孵化まで3日かかることと、ショップではブラインシュリンプのみを販売していることが多いため、使用している人は多くありません。稚魚専用の餌としてならホウネンエビよりもミジンコを使っている人の方が多いです。

ホウネンエビはメダカといっしょに飼えるの?

メダカ
ホウネンエビは体が小さくて、泳ぎが苦手のためメダカから餌と思われて攻撃されてしまいます。

生活スペースも水面近くなのでメダカと被っており、ストレスを感じやすくなってしまいます。なるべくホウネンエビだけで飼育してあげましょう。

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