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カエルの種類別の平均寿命|ペット飼育でも冬眠させる?

2019-09-08

田んぼでよく見かけるアマガエルなどは小さい体でありながら、冬を越すことで長い寿命をまっとうする事が出来る生き物です。飼育下では長生きさせるのにコツが必要ですが、どのカエルも寿命は長く、一度慣れてしまうと、長く楽しむことが出来ます。

今回はそんなカエルの寿命や長生きさせる飼育方法、寿命の兆候など紹介していきます。

種類別のカエルの寿命はどのくらい?

カエルの寿命

カエルの寿命は体の大きさに比例して長くなる傾向にあります。

カエルは天敵が多く、田んぼだとヤゴや鳥、池だとカメや中型の魚など様々です。そのため、自然界では半年~2年以内に死ぬことが多く、生後2年で性成熟して繁殖できる種類が多いのが特徴的です。

ここでは安全な飼育環境でしっかり飼育したときの寿命について紹介していきます。

アマガエルの寿命

アマガエルの寿命は平均して5年~7年です。

ヒキガエルの寿命

ヒキガエルの寿命は平均して7年~10年です。

トノサマガエルの寿命

トノサマガエルの寿命は平均して3年~5年です。

アオガエルの寿命

アオガエルの寿命は平均して5年~7年です。

ウシガエルの寿命

ウシガエルの寿命は平均して10年~15年です。かなり長寿のカエルで最長だと20年も生きた記録があります。

カエルの寿命が近い時の兆候

カエルの寿命が近くなると、体色はツヤのある緑色から、くすんだ茶色の混ざっている緑色へと変化していきます。他にも皮膚のハリが弱くなって、ところどころがしわのようにたるんできます。

活発に動き回ることはなくなり、姿を見せてくれることがなく、物陰でじっとしていることが多いです。

老衰の変化を楽しむカエルとしては、外国のイエアメガエルが人気です。若い頃は鮮やかな緑色で皮膚にもハリがありますが、

イエアメガエルの老衰

年をとってくると皮膚はたるみ、不気味な独特な雰囲気を醸し出すようになります。

イエアメガエルの老衰

イエアメガエルの特徴と飼育方法で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

カエルを長生きさせるための飼育方法

カエルを長生きするためには次の3つに注意することが大切です。

チェックポイント

  • 餌切れ
  • 温度管理
  • 水質管理

それぞれ詳しく紹介していきますね。

餌切れに注意

カエルの寿命

カエルは餌を食べてもお腹が膨らみづらく、食べていなくて痩せてしまったとしても、見た目の変化が少ないため、餌不足で餓死することがあります。特に体が小さなアマガエルやモウドクフキヤガエル、ヤドクガエルは餌不足による餓死が多いです。

慣れないうちは大変ですが、なるべくピンセットを使って、1匹1匹しっかりと餌を食べているか確認するようにしてください。

餌の種類や与え方についてはカエルにおすすめの餌で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

温度の管理を行う

多くのカエルに適している温度は24度~27度と比較的涼しい環境を好んでいます。高い湿度を好んでいますが、密閉空間での蒸れには弱いです。

夏場は注意が必要で、30度を超える日が続くと、ケージの中が蒸れて弱る個体が増えてきます。ケージには虫かごの蓋やメッシュ生地など通気性が良いものを使って、風通しを意識するようにしてください。

温度が高いと新陳代謝が活性化するので、餌をたくさん食べて体が大きくなりやすい反面、寿命は短くなってしまいます。同じ理由で、冬眠させることで冬の間は成長が止まるので、寿命が長くなりますが、飼育下での冬眠は乾燥死や餓死することが多く、おすすめはできません。

水の管理を行う

水入れ

カエルは乾燥に弱く、水がないと生きられない生き物です。水を飲むことはせずに、皮膚から直接水を吸収するため、水が腐っていると、そのまま中毒で死んでしまいます。

水場に入れている水は、毎地に交換を行って、新鮮な状態を維持してくださいね。

カエルの寿命についてまとめ

カエルの寿命

今回はカエルの寿命について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

カエルは自然界においも天敵が多く、飼育でも「カエルの飼育は環境を飼うこと」と言わるほど、まわりの環境に影響されやすい生き物で、寿命をまっとうすることはとても難しいです。

どの種類も寿命は3年以上はありますので、飼育になれてくると、長い間楽しむことが出来ます。もし飼育する機会があれば、餌切れや水質管理を徹底して、大切に飼育してあげてくださいね。

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  • この記事を書いた人

高木 浩二

ペットの中でも熱帯魚が一番好きで、飼育履歴は10年以上あり、ペットショップでアルバイトをしていました。今は多くの書籍やショップ店員との交流で最新情報をアップデートしています。あいまいな情報をなくして、はっきりと最後まで責任を持って飼育ができるのかどうかイメージを湧いてもらえるようにしていきます。正しい情報の掲載に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。

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