タコクラゲの生態と飼育方法を紹介!毒性の有無や販売価格、ポリプ、褐虫藻って何?

タコクラゲはかわいい見た目と活発に泳ぐ姿で、毒性も弱いので、水槽の観賞用やダイバーから人気があるクラゲです。体内には褐虫藻と共生しており、カラフルな体色も見せてくれます。

今回はそんなタコクラゲの生態や特徴、毒性の有無、おすすめの餌、水槽など飼育方法について紹介していきます。

タコクラゲの生態と特徴

タコクラゲの飼育

タコクラゲは根口クラゲ目タコクラゲ科に分類されているクラゲの仲間です。

傘の下には8本の足があり、傘には白いスポット模様が入っています。この姿がタコに似ていることからタコクラゲという名前が付けられました。

他のクラゲと違って遊泳力があるため、ある程度自由に泳ぎ回ることが出来ます。

体内に褐虫藻(かっちゅうそう)という藻類と共生しており、褐虫藻が光合成をすることで、あまった栄養をもらっています。そのため、太陽光が強い晴れた日の浅瀬を好んでいます。褐虫藻は生まれたばかりのタコクラゲとは共生しておらず、親クラゲを食べたり、海中にいる藻類を捕食することで体内に取り込みます。

生息地は太平洋の南側の熱帯の海域で、日本でも熊本県など、関東より南側の海域で見ることが出来ます。パラオではタコクラゲが大量に生息している湖があり、ダイバーから人気を集めています。

体の大きさ

タコクラゲの大きさは15cm~20cmになる中型のクラゲです。

寿命

タコクラゲの寿命は平均して半年~1年です。

クラゲの寿命についてはクラゲの寿命はどのくらい?世界一長生きするベニクラゲなら若返りで不老不死!で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

タコクラゲの毒性

タコクラゲの飼育

タコクラゲの毒性はとても弱く、刺されても少し痛い程度です。

足には刺胞とよばれる細胞があり、ここに刺激を与えることで毒針を出してきます。傘に刺胞はなく、足にだけあるので、触るときは足に注意しておきましょう。

普段は針が短いので、皮膚を貫通することは少ないが、皮膚が弱い部分に刺されると炎症を起こすことがあるため、そのような症状が見られたら、すぐに冷やして病院に行きましょう。

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タコクラゲの一生

タコクラゲなどのクラゲ類は子供の頃から、傘をもっていて水中を漂っているわけではありません。

ポリプと呼ばれる底砂で成長する機会を経て、クラゲへと成長していきます。

  1. オスのタコクラゲが水中に精子を放ち、メスが受精する。
  2. クラゲの赤ちゃんであるプラヌラが水中に飛び出し、底床に着床する
  3. プラヌラからポリプへと成長していく
  4. ポリプは分裂して数を増やしていく
  5. ポリプから数枚の傘が重なったようなストロビアになる
  6. 傘が分離していき、エフィラとなって水中を泳ぎ始める
  7. エフィらが成長してメタフィラになる
  8. メタフィラが成長してクラゲになる

タコクラゲの飼育方法について

タコクラゲの飼育

タコクラゲはクラゲの中では飼育しやすいですが、初心者向けではありません。

最初にタコクラゲよりも水質悪化に強いミズクラゲなどを飼育することで、クラゲ飼育になれておくのもいいかと思います。

ミズクラゲの飼育についてはミズクラゲってどんな生き物?特徴と飼育方法を紹介!触手の役割やポリプとは?で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

飼育に必要な水槽と器具

タコクラゲは遊泳力があるので、熱帯魚用のガラス水槽で飼育するのがおすすめです。

水槽の大きさは横幅で60cm(横幅)×30cm(奥行き)×36cm(高さ)の一般的な60cm水槽で飼育することができます。水槽飼育では10cmほどの大きさで成長が止まるため、4匹ほど飼育することができます。

フィルターは水流の向きが調整しやすい「外部式フィルター」を使って、緩やかに水槽をまわる水流を作ってあげましょう。水槽の中層~上層を泳ぎ回れるように調整してください。

ライトは強い光量を出すことが出来る、「メタルハライドランプ」や「ミニハロゲンランプ」が必須となります。

・水槽
・ろ過フィルター
・ライト
・水槽の蓋

入手方法

タコクラゲの値段は1500円前後で販売されています。

ホームセンターなどのペットショップで販売されていることはなく、海水魚専門店でも販売されていることは少ないため、入手は困難です。

ネット通販で探してみるか、夏の7月~9月であれば海に採集しにいくことで比較的容易に入手することが出来ますよ。

適している水温

タコクラゲに適している水温は20度~25度です。

高水温に弱いので、夏は冷却ファンを使って水温を下げておきましょう。

冬に水中用ヒーターを入れるときは火傷にならない様に、安全カバー付きのものを使います。

おすすめの餌

タコクラゲは動物性プランクトンを食べて生活しています。口が小さいので、飼育下でも餌は稚魚餌として販売されているブラインシュリンプを使います。

ブラインシュリンプは生き餌で乾燥卵が販売されているので、それをペットショップで購入し、孵化させます。

ブラインシュリンプについてはブラインシュリンプとは?孵化率をあげる沸かし方と熱帯魚への与え方を紹介します!で詳しく紹介しているので、ご参考ください。

餌をそのまま水槽に入れると、食べ残しが多く水が汚れやすいため、1匹ずつおたまやバケツに移動させて、そこで食べさせましょう。スポイトを使って足にブラインシュリンプをつければ良いですよ。

タコクラゲについてまとめ

タコクラゲの飼育

今回は模様がかわいくいタコクラゲの生態や飼育方法について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。

飼育では褐虫藻と共生していることから強い光量が必要であったり、餌にはブラインシュリンプを与えるなどそれなりの手間があります。

観賞用クラゲの中でもミズクラゲにつぐ人気を誇るクラゲです。毒性はほとんどなく、綺麗な模様で水中を活発に泳いでくれるので、鑑賞していて楽しいですよ。

興味を持たれた方はぜひ飼育に挑戦してみてくださいね。

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