クラゲは水族館でよくみかける生き物ですが、その寿命はとても短く、1年も生きることは出来ません。しかし、ベニクラゲという種類だと、不老不死で永遠に生きることが出来るクラゲもいます。
今回はそんなクラゲの寿命について詳しく紹介していきます。
クラゲの寿命はどのくらい?
クラゲの寿命はとても短く、平均して半年、長くても1年以内には死んでしまいます。
水族館などで見る傘のある半透明の状態のクラゲはすでに親になっている個体であり、ここからの飼育では3ヶ月ほどで寿命を迎えてしまいます。
寿命を迎えるタイミングは繁殖終了後です。オスとメスで有性生殖を行い、子供が生まれると同時に体力を使い果たします。そのまま泳げなくなって海底に沈下し、水に溶けていきます。
子供の頃の体長は0.1mm以下であり、小魚が天敵です。大人のクラゲの触手にはたくさんの毒針がついていますが、分厚い脂肪を持っているウミガメやマンボウには効かず、捕食されてしまいます。
ベニクラゲなら不老不死で若返る
クラゲの中でもベニクラゲと呼ばれる体長1cmほどの小型のクラゲは不老不死として知られています。
一般的にクラゲは以下のライフサイクルによって名前を変えていきます。
成長のサイクル
- オスとメスが有性生殖をしてプラヌラが生まれる。親は死ぬ
- プラヌラは岩場に付着してポリプになる
- ポリプからストロビアに成長する
- ストロビアからエフィらに成長して水中を泳ぎ始める
- エフィラがメタフィラとなって、クラゲへと成長していく
しかし、ベニクラゲはオスとメスが有性生殖を行った後に、体力を使い果たして海底に沈下しますが、沈下した個体は1mm程度のポリプとなって若返りします。
そのため寿命で死ぬことはなく、永遠に生きることが出来るのです。それでも
クラゲの寿命についてまとめ
今回はクラゲの寿命について紹介していきましたが、いかがでしたでしょうか。
一般的なクラゲの寿命は半年から1年と非常に短いため、長く飼育していきたいときは繁殖に挑戦する必要があります。
ベニクラゲは若返りをすることで不老不死として生きていけますが、実際にはポリプになるので、飼育すると考えると、繁殖させて子供を育てることとなんら代わりはありません。
短い命ではありますが、高い繁殖力で生命をつないでいく不思議な生き物なのです。
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